懐かしの帰宅路 【ろじさんぽ-豊見城】
ろじさんぽ。
最近忙しくイライラしていたかもしれない。
用事を済ませた帰り道。
久しぶりにここに足を踏み入れた。
小学生の頃、毎日歩いていた通学路。
この通学路は放課後には帰宅路になるのだけど、その違いで世界は変わる。
帰宅路を友だちと歩く僕は、常にワクワクしていた気がする。
見たことないもの
新しい抜け道
変な生き物をいつも探していた。
何か新しく大きな出来事がありそうで、毎日帰宅路は楽しかった。
(そう考えると犬が毎日のさんぽをなぜあんなに喜ぶのか分かるような気がする。きっと彼らもおんなじ気持ちなのだろう)
僕の中で毎日の帰宅路は
とても広く大きな世界だった。
今歩くと、その小ささに驚いた。
道の長さの感覚が違った。
大人になって歩幅が増えた。
そうなると道中の小さな楽しみは見落としがちになるのね。
小さな楽しみ、幸せが当たり前になると、イライラが目立つようになる。
いかんね。
小さな楽しみを感じられる心が
僕たちを幸せにさせてくれる。
懐かしの帰宅路さんがそう教えてくれたよ。
ろじを