ストレスケアカウンセラー学生の頭の中

つらいときは「つらい」と言うこと

 

小学生のころ、家庭崩壊していた友人がいた。

それでもその友人は周りに助けを求めなかった。

そのことについて最近、こんなことを彼は言っていた。

 

「あの頃は自分たちよりもっと辛い人たちがいる。

それに比べれば自分たちはまだいい方だ、我慢しなきゃって思っていた。

 

でもやっぱりあの頃はつらかった。。

つらいときはちゃんと『つらい』って言わなきゃね。

周りがどうであれ、本人がつらいと感じたなら、それはつらいことだから。」

 

 

20代ぼくは”うつ”を経験した。

それまで「つらい」と人に言ったことがなかった。

言ってはいけないことだと思っていた。

そして、いつの間にか「つらい」というのがどんなものなのかわからなくなった。

 

「お兄ちゃんだから我慢しなさい。」に始まり

「遠い国のつらい人たちのことを思えば僕らは恵まれてる」などなど。

我慢を強いられる場面が多くあったことも関係しているかもしれない。

 

そうしていつの間にか自分の感情に鈍感になってしまう。

心と体から出ているSOSにも気づくことができず苦しんでしまう。

 

だから、つらいときには『つらい』と言おう。

人によって感じ方は様々だし、どんな人間もいつだって強くはいられない。

 

仕事が多くてつらい

上司のあの何気ない言葉に傷ついている

責任感に溺れそう

 

あなたがつらいと感じているなら、素直に認めてあげて、伝えること。

 

最終的にあなたを守ってあげられるのはあなたしかいない。

 

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