そもそも”うつ”ってどんな感じ? 【うつ体験記】
こんにちは。
ぼくは20代をほとんど”うつ”と過ごしました。
細かくいうと「うつ病」と診断されたわけでなく「統合失調症」、「双極性障害」など
いろんな病名を言われましたが
ここでは”うつ”とまとめさせていただきます。
今日はぼくの経験した”うつ”がどんな感じだったのか紹介します。
1.ぼくの性質
まず、”うつ”に繋がったであろう僕の性質を紹介します。
①考え込む人
ぼくは幼い頃お父さんによく質問攻めをしていたみたいです。
幼稚園ではあまり友達もいなかったので
空想して一人で遊んでいた記憶があります。
そのおかげであることないことを空想(のちに妄想)することが得意なりました。
それが20歳を超えてからはネガティブな方向へ進みます。
②眠れない人
お母さん曰く、ぼくは5歳の頃から昼寝をしなかったそうです。
今でも昼寝はしません。
というか、できないんです。(笑)
小学生の頃、自分より先に家族が寝静まるのが恐怖で
両親の寝室の明かりが消えると焦っていました。
そんな時は窓から外を眺めました。
まだ明かりのついている家の窓を見つけると
「一人じゃない」と少し安心して寝ることができました。
大人になっても寝ることが苦手で
何か不安なことがあると眠れなくなりました。
③親大好き人間
「人から認めれたい」という承認欲求は誰しもあります。
30歳を迎えた今年気づいたことですが
ぼくはずっと親に認められようと生きてきました。
親の言う「普通」、「常識」の範囲内で選択する生き方はかなり窮屈です。
無自覚のうちに、ぼくはそんな窮屈な生き方をしていました。
2.ぼくのうつ症状(辛かったこと)
ここでは僕のうつ症状、辛かったことを紹介します。
①よく泣くようになった
感動などではなく心が苦しくなり、よく一人で泣くようになりました。
この症状は大学3年生の頃に多くなってきます。
周りと比較して何にもしてない、のめり込めるものが何にもない自分に大きな劣等感を抱くようになりました。
②人と会うのがつらくなった
飲み会などの交流の場が大好きだった僕でしたが、だんだん人と話すのが辛くなりました。
人の集まるレストランやショッピングモールへ行くと
極度に緊張して手が震えたりしたので
極力外出を避け、家にこもるようになります。
③笑えなくなった
面白いと感じることがめっきり減りました。
笑っている人を見ると、何が楽しいのか理解に苦しむほどのレベルです。
④お酒が飲めなくなった
一応飲んでいるその場は大丈夫なのですが
飲んだその夜は寝付けなくなりました。
そうなると翌日体調を崩し手が震え、かなり気持ちが落ち込んでしまい
「死にたい、、」と心から思っていました。
その結果、お酒を飲まなくなりました。
⑤運転ができなくなった
極度に緊張している状態が続いていたので
車の運転が辛くなりました。
当時通っていた大学へは、いとこが送迎してくれました。
(あの優しさには心から感謝している。。)
⑥眠れなくなった
もともと寝ることが苦手でしたがさらに不眠が悪化し
睡眠導入剤を頼るようになりました。
⑦死にたくなった
・外出がつらい
・人と会うのつらい
・眠れない
このように家にこもるようになると
時間の経過がほんとに遅く感じます。
(薬の副作用の影響もあり、じっとしているのもつらかった、、)
ただただ、ぼーっと雲が流れるのを眺める毎日。
次第に自分の生きている意味が感じられなくなり
「自分なんか死んだ方がいい、、」と考えるようになりました。
通学中の高速道路で、車の速度を上げ
そのまま壁に衝突してしまおうと思ったことも数回ありました。
(その理由もあり、心配したいとこが送迎してくれた)
3.まとめ
今、過去の自分になにか言うとするのなら
「なにも気にすることなく、やりたいことをやれ」です。
僕の場合、世間体や親の意見を気にしすぎていた節があります。
でも結局、人のやりたいことってあまり変わらないと思うんです。
(僕は20歳の時我慢したことを、今でも夢見てます。(笑))
現在ぼくはカウンセラーになるべく必要な知識、技術を習得中です。
「うつの経験を活かし、悩んでいる人の助けになりたい」
というのもカウンセラーになる一つの動機ですが、
「過去の自分に必要だった人に、自分がなろう」
というのが今の感覚では大きいです。
「やりたいこと」がないという人
過去に困ったことや悩んだことがあるのなら
そこに「やりたいこと」が潜んでいるかもしれません。